守破離(しゅはり)。
守破離とは、人がある道を究めるのに歩むべき3段階のこと。
戦国時代に、千利休が茶道を通して体得した言葉らしいです。
昔小学校で習ったような記憶がありますが、ギターに当てはめて考えてみてもしっくりきます。
何事にも当てはまると思いますが。
1、守(しゅ)まずは、先生に言われたこと、型を守るところから始めます。
自分の思惑はおいといて、とにかく教科書通りに実践してみることですね。
ギター初心者でいうと、オルタネイトピッキングとか、左手のフィンガリングとかですね。
どちらも教科書通りにするととても違和感があり、弾きにくいですが、後々に必ず役立ちます。
中級者ならアドリブのスケール練習ですね。
地道な練習ですが、指板上のあらゆる場所で様々なスケールが弾けることはかなり重要です。
2、破(は)今度は、守で培ってきた型を破りに入ります。
あえて教科書通りじゃないことを実践することですね。
この時点でやっと自分の思惑を試してみることです。
先生は、このやり方がいいと言うけれど、自分はこっちの方がいいと思う。
というようなことですね。
個人差ありますが、だいたいギター歴3〜7年になると、型を破る時期だと思います。
レッスンでもよくこんな状況に出くわします。
たまに、生徒さんのやり方の方が良かったりするので、僕も生徒さんから教わることや、
新たな発見もあります。
3、離(り)守と破で得た知識と経験。
先生の知識プラス、自分の知識や経験を生かして、型から完全に離れることです。
つまり、教科書の事や先生のことはすっかり忘れて、無心で我が道を行くことです。
ギターでいうと、スケールのことや、ピッキング、フィンガリング、何も考えずに無心でアドリブする状態かなぁ。曲を演奏しながら、自分の頭で鳴ったメロディをギターで再現する状態。
これには、少なくともギター歴10年はかかると思います。
まぁこれができたら完全にプロで生きていけますね。
僕は、守を完全に無視してやってきたので、後々大変でした。
オルタネイトピッキングなんてするわけないやろ!
左手の小指使いにくいから使わんとこ、みたいな。
ギター講師になってから、守(しゅ)をちゃんとやるようになりました(笑)
なんちゅうギター講師や。。

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コメント
TAKESHI
2015/03/15 URL 編集